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むし歯、歯周病治療の選択と予防計画

予防ケアを続けていても、長い人生のなかでお口のトラブルが発生することはあります。なるべく早い段階でトラブルをキャッチし、それ以上進行しないようにコントロールしていきましょう。治療が必要な場合は、適切な治療を選択します。

治療は予防ケアサイクルの一環

治療が終了したら終わりではなく、再びトラブルが起こらないように、ともに管理していきます。

治療の選択例

むし歯治療

1ごく初期のむし歯

フッ素塗布などで再石灰化を促して経過観察するか、むし歯の部分だけを慎重に削ってプラスチック樹脂で埋めるか、ご本人の生活習慣も踏まえて判断します。

ごく初期のむし歯

2初期〜中期のむし歯

むし歯の部分を削り、被せ物をすることが一般的です。被せ物には、プラスチック、セラミック、ジルコニアなど複数の素材があります。金銭的なことも含めてメリットとデメリットがあるので、ご希望に合った素材を選びます。

素材の選択肢

•プラスチック

• セラミック

• ジルコニア

• 金属

初期〜中期のむし歯

プラスチック

メリット デメリット
  • ・歯の色に近く自然な見た目
  • ・歯を削る量が少ない
  • ・費用が比較的安い
  • ・経年で変色しやすい
  • ・欠けやすく耐久性が低め
  • ・セラミックより高級感に劣る

治療期間:約2〜3週間
治療回数:2〜3回

セラミック

メリット デメリット
  • ・自然な見た目
  • ・変色しにくい
  • ・金属不使用で安心
  • ・自費診療で費用がかかる
  • ・割れるリスクがある
  • ・適応に制限がある

治療期間:約2〜3週間
治療回数:2〜3回

ジルコニア

メリット デメリット
  • ・強度が高く割れにくい
  • ・変色しにくい
  • ・金属不使用
  • ・自費診療
  • ・審美性は素材により差が出る
  • ・対合歯への影響に注意

治療期間:約2〜3週間
治療回数:2〜3回

メタルボンド

メリット デメリット
  • ・内部が金属のため強度が高く割れにくい
  • ・奥歯にも使用できる
  • ・比較的長期使用が可能
  • ・金属の影響で歯ぐきが黒ずむことがある
  • ・経年で変色しやすい

治療期間:約2〜4週間
治療回数:2〜3回回

ラミネートベニア

メリット デメリット
  • ・矯正治療より短期間で治療が終了できることがある
  • ・歯と歯の隙間を埋めることもできるため、口元の見た目を短期間で大幅に改善できる
  • ・健康な歯を削る必要がある
  • ・歯ぎしりや、歯を強く食いしばる癖がある方では、破折するリスクがある

治療期間:約2〜3週間
治療回数:2〜3回

3進行したむし歯

歯の神経までむし歯が達すると、根っこの治療が必要になります。治療して神経を残すか、抜歯するか、リスクを見極めて判断します。

進行したむし歯

歯の欠損治療

インプラントまたは入れ歯で歯を補填します

インプラント

欠損部分に人工の歯根を顎の骨に埋め込み、上に人工の歯を固定する方法です。自分の歯に近い見た目や噛み心地が得られますが、顎の骨や口腔内の状況によっては手術できないことがあります。

メリット デメリット
  • ・よく噛める
  • ・周囲の歯を守れる
  • ・見た目が自然
  • ・外科手術が必要
  • ・治療期間が長い
  • ・費用がかかる

治療期間:約4〜8か月(場合により1年程度)
治療回数:5〜10回

インプラント

入れ歯

さまざまな素材のものがあり、それぞれつけ心地や噛みやすさが違います。歯の欠損の状況によっては作製できない種類の入れ歯もあるので、見極めが必要です。

メリット デメリット
  • ・外科処置が不要
  • ・比較的短期間で治療が可能
  • ・費用を抑えられる選択肢がある
  • ・取り外しができて清掃しやすい
  • ・失った歯の本数に応じて対応できる
  • ・違和感・異物感が出やすい
  • ・噛む力が天然歯より弱い
  • ・定期的な調整が必要
  • ・見た目や装着感に差が出る
  • ・残っている歯への負担

治療期間:
部分入れ歯:1〜2か月/4〜6回
総入れ歯:1.5〜2.5か月/5〜7回
自費義歯:2〜4か月/6〜10回

ブリッジ

欠損した歯の両隣を削り、橋をかけるように人工歯を固定する治療法です。自費診療では、セラミックやジルコニアといった高品質な素材を使用するため、美しさと耐久性を両立できるのが特徴です。

メリット デメリット
  • ・自分の歯と同じ感覚でしっかり噛める
  • ・天然歯に近い見た目
  • ・変色しにくく、長期間美しさを維持できる
  • ・金属を使用しない選択(メタルフリー)が可能
  • ・両隣の健康な歯を削る必要がある
  • ・支えとなる歯に負担がかかる
  • ・歯と歯肉の間に汚れが溜まりやす

治療期間:1〜2ヶ月
通院回数:4〜8回程度

ブリッジ

噛み合わせ治療

歯の噛み合わせが悪いと、顎の痛みにつながったり、歯が重なっているところのむし歯リスクが高まったりします。これらの症状の改善を目指して矯正治療を行うことがあります。歯並びの見た目が良くなるのは、結果でしかありません。

噛み合わせの問題による影響

噛み合わせ治療

ワイヤー矯正

メリット デメリット
  • ・細かな調整が可能
  • ・仕上がりがきれい
  • ・ほぼ全ての症例に対応ができる
  • ・見た目が目立つ
  • ・装置により歯磨きが難しい

治療期間:2~3年間/治療回数:1~2ヶ月に1回

マウスピース型矯正

メリット デメリット
  • ・取り外しが可能なため清潔を保ちやすい
  • ・透明なため目立ちにくい
  • ・気軽に始めやすい
  • ・取り外し可能なので、効果は患者さんの努力次第
  • ・歯並びによっては対応できないこともある

治療期間:1~2年間/治療回数:1~2ヶ月に1回

患者さんとともに選択

すべての治療において、患者さんのご希望や生活習慣、経済的なご事情も含めて、適した選択肢をご提案いたします。治療はゴールではなく、予防ケアサイクルを継続するための大切なステップです。

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